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ハンドメイドマーケットで作家に話しかけると、買い物がひと味変わる

ハンドメイドマーケットで作家に話しかけると、買い物がひと味変わる

フリーマーケットとよく似ていますが、ハンドメイドマーケットは来場者と作家の距離が近い場所です。アクセサリー・陶器・布雑貨など作家と直接話せるからこそ生まれる楽しみ方と、値段の読み方をまとめました。

テントを張っているのは、作った人本人です

フリーマーケットとよく似た場所に、ハンドメイドマーケット(クラフトマーケット)があります。会場に並ぶテントや机、並んでいるのが古着や食器ではなくアクセサリーや陶器や布雑貨──というのが外見上の違いです。

でも、もっと大きな違いがあります。売っているのが「作った本人」であることです。

フリマの出品者は不用品を手放しています。ハンドメイドマーケットの出店者は、自分が時間をかけて作ったものを持ってきています。商品への向き合い方が根本的に違い、それが会場の空気にも出ます。

話しかけにくそうに見えて、そうでもない

ハンドメイドマーケットに初めて行った人がよく言うのが「話しかけにくかった」という言葉です。

理由はわかります。作家本人が目の前にいる。こだわりを持って作品を並べている人に、素人が値段を聞いたり感想を言ったりしていいのか、という気持ちが働きます。

実際は逆で、ハンドメイドマーケットの出店者は話しかけられることを歓迎している場合がほとんどです。「これ、どんな素材で作ったんですか」「このデザインはどこからきたんですか」という素朴な質問に、目を輝かせて答えてくれる作家は多い。作品を気に入ってくれた人に、制作の背景を話したい──それがマーケットに出店する理由のひとつでもあります。

minneCreemaのようなネットプラットフォームでは伝わらない「作る話」が、対面なら伝わります。話しかけてもらえると、その場が成立します。minneは月間218万人が訪れるプラットフォームですが、それだけ多くの人がハンドメイド作品を求めているにもかかわらず、作家本人と話せる機会はオンラインでは持てません。

話しかけにくそうに見えて、そうでもない

ジャンルで体験が変わります

ハンドメイドマーケットに出店する作家のジャンルは幅広いです。アクセサリー・ジュエリー、陶器・陶芸、革小物、布雑貨(ポーチ・バッグ等)、ニット・編み物、ガラス工芸、木工、レジン作品などが代表的なものです。

ジャンルによって、楽しみ方が少し変わります。

アクセサリーや革小物は、試着・試しを声かけしてみましょう。「付けてみていいですか」の一言で、自分に合うかどうかがすぐわかります。フリマと違い、作家本人がその場でサイズを調整してくれることもあります。

陶器や木工は「手に取って感じる」価値が大きいです。写真では伝わらない重さ、表面の質感、釉薬の深さは、実物を持ってみてはじめてわかります。眺めるだけでも十分に楽しめるジャンルです。

布雑貨はサイズ感の確認が先です。写真で小さく見えていたポーチが、実物では手のひらに収まらないほど大きかった、という逆パターンもよくあります。

値段がフリマより高い理由

ハンドメイドマーケットを初めて回ったとき、「フリマより高い」と感じる方がいます。それは事実で、同じサイズのアクセサリーでも、フリマの古着と同じ感覚で値段を見ると割高に映ります。

ただ、比較対象が違います。

フリマの商品は誰かが使っていた不用品です。ハンドメイド作品は、作家が材料を選んで、制作時間をかけて、数が限られた一点物として作ったものです。同じ見た目でも、量産品とはまったく違うコストと意思が入っています。

「これを作るのにどのくらいかかりましたか」と聞いてみると、値段の意味が変わります。3時間かけて作ったものが3,000円なら、時給換算でほぼ原価に近いことも多い。「作家さんの手元に利益が残るかな」という視点で見ると、値切ることへの感覚も変わります。

値引き交渉が完全に禁止ではありませんが、フリマとは文脈が違います。まとめ買いするときに一言相談する、くらいの感覚が自然です。フリマの値切りは協力プレイだで書いた「協力プレイ」の話は、ハンドメイドマーケットでは特に作家側への敬意を前提にしてから動く方がうまくいきます。

会場の規模が体験を決める

ハンドメイドマーケットは、会場の規模によって体験がかなり変わります。

大型のマーケット(100店舗以上)は選ぶ幅が広く、さまざまなジャンルを一度に回れます。複数の都道府県から出店者が集まる規模になると、平日のネット購入では出会えない作家に会える機会になります。

小規模のマーケット(20〜30店舗)は、会場が落ち着いていて作家との会話が生まれやすいです。混雑していないぶん作家も時間に余裕があり、制作の話や次回の出店情報を丁寧に教えてくれることが多い。

初めてなら、まず小規模から入って「話しかける感覚」をつかんでから、大型のイベントに足を延ばすのが動きやすいと思います。

作家を事前にチェックする楽しみ方もある

ハンドメイドマーケットに行く前に、minneやCreemaで出店予定の作家を調べておくのも一つの楽しみ方です。気になる作家が出店するマーケット情報は、作家のInstagramやXで告知されていることが多いです。フォローしておくと、近隣のマーケット情報がタイムライン上に流れてきます。

「この作家さんの作品が気に入って、実際に会いに行った」という形でマーケットを選ぶと、目的のある会場の回り方ができます。気に入った作品が見つかったとき、本人に直接「どうやってこれを作ったんですか」と聞けるのは、ネット購入には絶対にない体験です。

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